. Lasu Update : 2002.09.04

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ACパネルの改造方法


免責事項
ここで記載している内容はあくまで私個人の備忘録として記録しているものです。部品の購入、加工、取り付け等は各個人の責任において行って下さい。
万一、ここに記載の内容を実施し破損、汚損、不具合、事故、損害、誤購入等が発生しても、当方へはいかなる賠償、責任等を請求しないものとし、当方はいかなる責任も負いません。
ここで記載の部品の品名、品番、価格は購入当時のものであり、その後変更や廃番になる可能性がありますのでご注意下さい。


くどいようですが、もしこの改造をされる場合は自己責任で行なって下さい。

万一液晶面にキズを付けてしまうと、正常に表示されなくなる可能性があります。
また部品をばらした状態で電気を導通させ作業を行いますので、誤った端子へ導通させたりショートした場合、 回路を破損してしまったり、最悪火災になる可能性もありますので、十分に注意して下さい。


必要な材料は偏光板と12Vの直流電源です。偏光板は東急ハンズで買いました。
偏光板の片面がシールになっているものを使います。
12V直流電源は偏光板を貼り直す際に偏光板の向きを確認するために使います。電子部品を売っている店などで、乾電池8個を直列に付けるホルダーが売っています。
液晶を発光させる為に使いますので、間違ってもクルマのバッテリーから直接取るようなことはしないで下さい。一発で壊れます。

*注意*
写真の偏光板は実際に使ったものとは違います。実際はこれよりも大きいサイズの偏光板を使いました。
この写真の偏光板は小さいサイズなので、今回の改造には使えません。 最低限、液晶面の長さを半径とする円が描けるサイズの偏光板が必要です。
店頭に並んでいる片面シールの偏光板は剥離シートにシワが入ったものがあり、 そのシワが偏光板に転写されたような状態になっているものがありましたので、出来るだけシワのないものを選んだ方がいいと思います。

まず、インパネを外しACコントローラーを取り出します。
コントローラーの裏についているネジ4本を外し裏のカバーを取ります。
裏のカバーを外すと基板がありますので、基板を止めているネジ4本を外します(赤丸)。
ネジを外したら、黄色の〇印のところにツメがありますので、このツメを広げながら基板を外します。
基板を外したら液晶の表面に貼ってある偏光板の角を少しはがします。
その後液晶の表面をキズつけないように注意して、ペンチなどで引っ張ってはがします。
写真では手で引っ張っていますが、偏光板は強力に貼り付いているので、手でははがせないと思います。


すいません。この続きの写真がちゃんと撮れていなかったので文章で説明します。
  • ACコントロールパネル本体裏側にある白いコネクター部に直流電源を接続し液晶面を発光させ、液晶面に新しい偏光板をあて回転させると、 液晶表示が明るくなったり暗くなったりしますので、背景が黒で文字が最も鮮明に見える角度を探します。角度が決まったら電源をはずし、偏光板にわかるように印を入れておきます。

  • 確認した角度の方向に偏光板を、先程剥がした偏光板と同じ大きさに切り取ります。

  • 偏光板のシール面の剥離シートをはがし、元の通りに液晶面に貼り付けます。粘着面にホコリや指紋が付かないように注意します。 この偏光板は一度貼ると貼り直しが出来ませんので、正確に貼り付ける必要があります。

  • 偏光板表面に張ってある保護フィルムをはがします。

  • 再度液晶面を発光させ、ちゃんと偏光板が貼れたか確認します。

  • ちゃんと表示されたら、バラした順序と逆の手順で組み上げて出来上がり。

  • 今回の改造に先立ち、上の写真のような小さい偏光板を買い、液晶表示の電卓を反転表示させ練習をしました。
    やはりいきなりやるのは失敗するといけませんので、壊れてしまってもいいようなもので予め練習した方がいいかもしれません。 液晶の仕組みもわかりますし。
    さらに実際に改造したのはオークションで入手した中古品で、元から付いていたものはちゃんと置いてあります(笑)
    ちなみにACコントロールパネルの値段は5万5千円です。失敗すると大きな出費となりますよ。



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