![]() | . | Last Update : 2003.09.01 |
LEDサイドマーカー |
免責事項 |
ここで記載している内容はあくまで私個人の備忘録として記録しているものです。部品の購入、加工、取り付け等は各個人の責任において行って下さい。 万一、ここに記載の内容を実施し破損、汚損、不具合、事故、損害、誤購入等が発生しても、当方へはいかなる賠償、責任等を請求しないものとし、当方はいかなる責任も負いません。 ここで記載の部品の品名、品番、価格は購入当時のものであり、その後変更や廃番になる可能性がありますのでご注意下さい。 |
某氏よりクリアーレンズのサイドマーカーのLED化を依頼され、作ってみることにしました。 これを依頼されてからいろいろと考えた末、完成まで半年以上かかってしまいました・・・(汗) |
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今回料理するクリアーサイドマーカーです。 このサイドマーカーの厄介なところは、レンズ部にレンズカットが施されているものではなく、 リフレクター式のヘッドライトのようにレンズが透明で内部が丸見えになってしまうところです。 |
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しかも電球の光を反射板へ反射させて全体を光らせる仕組みなのにも関わらず、電球のソケット位置が
通常のサイドマーカーと同じ構造の為、加工なしではサイドマーカーの半分しか光りません。 (写真の黄色で囲った部分のみ光り、赤で囲った部分は 光りません)。 LEDポジションランプと同様にサイドマーカーのソケットへLEDを差し込んでも同じで、レンズ全体を光らせることが出来ません。 LED化するには、やはりLEDを外側に向けてたくさん配向する必要があります。 |
まず、サイドマーカーの取り付け枠に干渉しない部分をマジックで印をつけます。 | ![]() |
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印を付けたら取り付け枠から外します。 |
印からのりしろ部分を少し余らせて、レンズ裏側をホットナイフで切り取ります。 このとき、レンズを枠に付ける際に引っ掛けるツメの部分を切らないようにします(赤丸内)。 |
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レンズを切り取った部分の大きさに合うように、ユニバーサル基板を切ります。 |
このままで基板にLEDを付けると、サイドマーカーのレンズが透明なため基板が丸見えに
なってしまいます。 LEDサイドウインカーの時のようにシルバーのスプレーで銀色に塗っても、これまたサイドマーカーのレンズが透明なため ユニバーサル基板の穴が見えてしまします。 何かいい方法はないものかと考えていたところ、某カー用品店でメッキ風のカッティングシートが売られているのを見つけました。 店員にこのカッティングシートの導通をチェックしてもらい、電気が流れないことを確認したうえで購入しました。 その後自分でもしつこいくらいに確認しましたが、導通はありませんでした。 |
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このカッティングシートを基板に貼ります。 |
必要なところにカッティングシートに穴を開けLEDを取り付けていきます。こうすることで
基板の穴は見えなくなります。 LEDは8個直列×2列並列にしました。一番末端のLEDはレンズの端まで光らせるために横に向けました。 今回はサイドマーカーということもあり、電圧の変動で明るさが変わらないようCRDを使いました。10mAのCRDを2個並列にして 20mAとしています。 ところがここでミスをしていることに気が付きました。このLEDの順電圧は1.9Vなので8個直列にすると15.2V必要です。 それにCRDの電圧も加わるのでエンジン作動時でも電圧が不足してしまっています。このためLEDは本来の明るさでは光りません。 直列にするのは6個まででしょう・・・(汗) |
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サイドマーカーに取り付けます。 裏側からグルーガンで接着します。 このとき配線の取り回しに注意します。 |
枠につけてみてグルーガンが干渉する部分を削ります。 | ![]() |
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これで完成。 点いていないときはこんな感じ。 CRDとLEDは見えていますが、 基板は見えていません。 |
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暗くするとレンズ全体が光っているのがわかります。 LEDは横から見て扇型になるように全体に角度をつけたので、正面を向いているLEDが特に明るく光っているように見えていますが、 実際には全体が明るくなっています。 サイドマーカーは暗くなってからしか点灯しないので、電圧不足でもきれいに光っています。 |
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角度をつけて見た方がきれいに光って見えるので、車に取り付けた時もちゃんと見えると思います。 |
2003.09.01 Update |
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車に取り付けた写真を追加します。 心配していた明るさは十分できれいに光っています。 写真ではわかりませんが、実際に見ると普通の電球とは少し違った感じの光り方をしてます。 こりゃええわ。 これの依頼人はちゅー吉さんでした。 機会があれば実際に見てみてください。 |