. Last Update : 2002.02.05

[ トップページ ]  [ くるまのページ ]

プラグ交換


免責事項
ここで記載している内容はあくまで私個人の備忘録として記録しているものです。部品の購入、加工、取り付け等は各個人の責任において行って下さい。
万一、ここに記載の内容を実施し破損、汚損、不具合、事故、損害、誤購入等が発生しても、当方へはいかなる賠償、責任等を請求しないものとし、当方はいかなる責任も負いません。
ここで記載の部品の品名、品番、価格は購入当時のものであり、その後変更や廃番になる可能性がありますのでご注意下さい。


走行距離が20000kmを越えたので、プラグを交換しました。
仕事で特許検索をしていた時、プラグの構造についての特許を発見し、その本文に「従来のプラグでは接地電極の向きを混合気の障害にならないように取り付けていたが・・・」という記述がありました。 で、その特許で公知の事実とされている従来のプラグを使って、混合気を効率よく燃焼させる方法について実験してみました。
ちなみにその特許をプリントしたんですが、どこかへいってしまったため、公開番号等はワカリマセン・・・。もし興味があったら特許庁のHPで調べてみては・・・
部品:
NGK製 ノーマルプラグ(グリーンプラグ) ZFR5F-11 4本


混合気を均一に燃焼室内に充満させると効率の良い燃焼が出来ますが、プラグの接地電極(負極)は燃焼室内では壁となり、混合気の流れが阻害されるそうです。
この為、モータースポーツの世界では接地電極を吸気側から排気側へ平行になるようにプラグを取り付けるのが常識だそうです。
右の図はそれを表したものですが、乗用車のエンジンでは3次元方向にスワールが発生しており、 混合気は渦を巻くような形で燃焼室に充填される為、接地電極があるからダメだというわけではないと思います。最近のホンダエンジンでは突き出しプラグを使っているのが多いですし。
古いプラグを外し、新品のプラグを取り付けます。
新しいプラグをプラグレンチにはめた状態で、エクステンションバーにプラグの接地電極の部分がわかるようにマジックで印をつけます。
プラグレンチに印をつけても見えません・・・(笑)
2本目以降は、この印に合わせてプラグをレンチにはめます。
新しいプラグをエンジンに取り付けます。
まず、プラグのワッシャー部分に当たるまで手で回します。手で閉められなくなったらラチェットを取り付けてあと1/2〜3/4回転ほど回して締める訳ですが、 この締める時に先ほど付けた印が真横を向くように調整します。
2本目以降も同様にします。



試乗の結果・・・
全体にトルク感が増えました。特に低中回転域でその違いがわかりました。
全体的に吹けがいいです。
ほんのちょっとしたことでここまで違いが出るとはビックリしました。
これは超オススメですね!

ちなみにこれはプラグを締める時にワッシャーが完全につぶれるまでの回転量で向きを調整しているので、 一度締めたプラグでは出来ません。
一度締めたプラグはワッシャーがつぶれてしまっているので、ガス抜け等のトラブルになる可能性があります。 必ず新品のプラグで行って下さい。


[ トップページ ]  [ くるまのページ ]

2002, Hepporon Laboratory ALL RIGHTS RESERVED (何をだ!?)