. Last Update : 2004.03.15

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オイル交換


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オイル交換をしました。
私は自分でオイル交換をするんですが、いつも車をリフトアップして下から抜いていました。
今回は、近所のホームセンターで上抜き用のポンプを買ったので、上抜きでオイル交換をしてみました。

オイル交換は上抜きがいいのか下抜きがいいのかいろいろと考え方があります。
オイル交換では古いオイルを出来るだけ抜き取ることが大切です。
上抜き派の考え方は、下抜きの場合ドレンはオイルパンの側面にあり、 ドレン穴から下のオイルは抜けないから上抜きの方が完全に抜ける、というもので、 下抜き派は、オイルパンの形状によっては吸引ノズルがオイルパンの底部に届かないから、 上抜きだと完全に抜けない、と考えているのではないでしょうか。

私はずっと下抜きでしたが、この理由は今まで上抜き用のポンプを持っていなかっただけでした。
オイル交換の際は前輪だけリフトに乗せて、リアが地面に当たらない程度に持ち上げていました。
アコードワゴンのエンジンはドレンプラグがリア側に向いており、フロントだけを持ち上げることで 後傾になるのでオイルパンに残るオイル量は少ないと思います。

今回、単に上から抜いてハイ終わり、じゃ面白くないので、上からオイルを抜いた後に ドレンボルトを開けてみて、オイルが完全に抜けているのかどうかを確かめてみました。

今回使うポンプです。
近所のホームセンターで3,000円ちょっとでした。
「オイルチェンジャー」とたいそうな名前が付いていますが、 単にオイルを吸うだけでオイルを入れるのは人間がやらなくてはならず、「オイルチェンジャー」と言うのはどうなのかな・・・(笑)
オイル交換の前に5km程走り、その後エンジンを止めて10分後に交換を始めました。

電源はバッテリーから直接取ります。
全部吸い出すまでにどれくらいの時間が掛かるか計ってみました。
ポンプを動かすと結構うるさいですが、吸引力は十分です。
吸い出さなくなったら、ゆっくり吸引ノズルを抜いていきます。
吸引ノズルはゆるく曲がっているので、深く入れすぎるとノズルの先端がオイルの液面から出てしまうことがあります。
すこしノズルを抜くとまたオイルが吸い出されていきます。
これで吸い出されなくなったら今度はノズルを一度抜いて、180度回すようにしながら再度差し込みます。
この作業をしないと、オイルが完全に吸い出されずに残ってしまうことがあります。

オイルが吸い出されなくなるまで、およそ3分30秒でした。
予想よりもかなり早く抜けました。
上からオイルを抜いたところで、ドレンを開けて下からどれくらいオイルが残っているか をチェックしました。

ドレンを開けるとほんの少しオイルが出てきましたが、出てきたオイルをポリビンに採取したところ、 5分間で下から出てきたオイルの量はほんの5ccほどでした。


ということで、今回の実験では、上抜きでも下抜きと同じくらいにオイルが抜けるということがわかりました。
しかし、下抜きの場合にオイルが完全に抜けていないかどうかの確認は出来ていません。

今回はエレメントを交換しなかったので上抜きをしましたが、 エレメントを交換する時にはリフトアップをする必要がありますので、 次は下抜きをした後で上抜きをしてみようかな。




オイルを下抜きする場合車を持ち上げドレンボルトを外しますが、 何回もドレンボルトを外しているうちにボルトの角がヘタってきて、 最悪ナメてしまうこともあります。
それに何回もボルトを外すとパッキンもヘタってきますので、 定期的に交換しなければオイル漏れの恐れがあります。
その点上抜きなら手も汚れないし簡単にできるので、オイル交換だけなら 上抜きで十分だと思います。

但し、上抜きだと簡単なようですが、ちょっとしたコツが要ります。
ポンプの注意書きには、吸引ノズルはまっすぐにして下さいと書いてありますが、 私の経験では、ノズルはゆるく曲がっている方がよく抜けます。
昔、ガソリンスタンドでバイトをしてた時、金属製のまっすぐなノズルがありましたが、 これでは全然抜けませんでした。
一度ノズルを深く差してオイルが抜けなくなったら少しずつノズルを引き上げて吸い出すいくことと、 ノズルをゆるやかに回しながら何回か抜き差しをすれば、 ちゃんとオイルを抜くことができます。


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