. Last Update : 2003.02.10

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ハブ塗装


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前々から気になっていたホイールのすき間から見えるハブの錆。
何とかしたいなぁとずっと考えていたんですが、今回、車検のためにノーマルタイヤに戻す必要があったので、 ホイールを外したついでにハブを塗装してみました。


ホイールのすき間からハブが錆びているのが見えます。
今回用意したのは、
・ブレーキクリーナー
・アクリル塗料(銀)、一応防錆剤入り
・ワイヤーブラシ
・ハケ(大小)
です。
これらは全てホームセンターで買いました。

それと、ここには写っていませんが塗装前の防錆処理用にリン酸とリン酸マグネシウムの水溶液を使いました。ハケが2本あるのはこのためです。
クルマをリフトアップします。
ちなみに私はフォークリフトのフォークにタイヤを乗せて持ち上げるという 荒技を使っています(爆)
持ち上げる前にホイールのナットを軽く緩めておきます(基本ですね)。
安全の為、ちゃんとウマを使いましょう。



ホイールを外しワイヤーブラシで錆をこすり落としブレーキクリーナーを吹きかけると、茶色い液がたれてきます。
この時、ギアをニュートラルにしておくと手でハブを回転させることが出来ます (リアの場合はサイドブレーキを解除すると回りますが、必ずフロントタイヤに 車止めをしましょう)。
錆落としは最初はグラインダーでやってしまおうと思っていたんですが、ワイヤーブラシで表面を適当にこする程度にしました。

本当は表面に出ている錆をきれいに落とす必要がありますが、そうするといくぶん金属が削り取られますので表面にムラが生じます。また機械で削ると ローターやボルトも一緒に削ってしまいそうだったので、今回はとりあえず浮き出た燐片状の錆を落とす程度にしておきました。
ブラシでこすった後、ブレーキクリーナーでダストをすすぎ落とします。

表面の錆を完全に削り取らなかった代わりに、表面にリン酸マグネシウムの水溶液を塗りました。
鉄は酸で侵されてリン酸鉄を生成しますが、これが金属表面に強く結合しリン酸塩皮膜生成の核となります。
このリン酸塩皮膜は防食作用があり、また密着性がよく多孔質であるために塗料の下地に適しています。
いわゆる「パーカライジング」というやつです。
普通はこれを塗る必要はないと思いますが、なぜか手元にあったので使ってみました(笑)




下地が乾燥したら塗料を塗ります。
この塗料は鉄部用で防錆剤が入っており、説明書きには「直射日光が当たる炎天下でも劣化することがありません」と書いてありましたので、 熱にはある程度耐えるかな?
顔料はアルミニウムみたいでした。

ボルトやホイールを取り付けて見えない部分は塗りませんでした。
ローター部にはみ出した塗料はローターを回すとブレーキパッドできれいに削り取られます。
塗料が乾燥したらホイールを取り付けて完成。





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