. Last Update : 2003.02.16

[ トップページ ]  [ くるまのページ ]

ユーザー車検 その4


免責事項
ここで記載している内容はあくまで私個人の備忘録として記録しているものです。部品の購入、加工、取り付け等は各個人の責任において行って下さい。
万一、ここに記載の内容を実施し破損、汚損、不具合、事故、損害、誤購入等が発生しても、当方へはいかなる賠償、責任等を請求しないものとし、当方はいかなる責任も負いません。
ここで記載の部品の品名、品番、価格は購入当時のものであり、その後変更や廃番になる可能性がありますのでご注意下さい。






I N D E X
1.背景ディーラー見積からユーザー車検をしようと決意したいきさつ
2.法令車検に合格するための関係法令をチェック
3.整備法令に適合するように車を整備
4.準備車を車検仕様にしたところで書類などを揃えます
5.受験車検を受けます
6.最後に感想など・・・




【 5. 受 験 】
さあ、いよいよ検査を受けます。
必要書類をもう一度確認し、あとボールペン、鉛筆、三文判とお金を持って行きます。
車検の際にはいろんな書類をひとまとめにするためにバインダーがあると便利です。

私は陸運局へ行く前に、念のため陸運局の近くにあるテスター屋へ行き予備車検をしました。
サイドスリップと光軸に不安があり、前もってチェックをしておきたかったのです。
テスター屋に入ると車検場のミニチュア版のようなラインがあり、「テスト一式」と言うと実際の検査と同じ内容を やってくれますので、車検場へ行く前の練習にもなります。 もし不具合があればその場で調整してくれます。

車検でのスピードメーターテストは40kmになったら合図をします。
テスター屋ではアクセルを踏んで速度が40kmになったらブザーが鳴るので、 この時にメーターが差している速度を覚えておきます。車検の時にはこの速度で合図をすれば合格する訳です。  私の場合はメーター読みで41kmのあたりを差していました。

光軸テストはHI側のヘッドライトで検査するため、4灯式の場合はLO側のライトに厚紙とガムテープで目隠しをしなければなりませんが、 この目隠しもテスター屋で貼ってもらえます。 テストをすると光軸は少しずれているようでした。

サイドスリップをテストをすると、これも狂っていたのですぐに調整してもらいました。

あとライト関係のチェックをしましたが、フォグの光にわずかに規定以外の色が付いており、 検査官によっては落とされることもあるので、もしダメだったら取り外すのでまた来て下さいとのことでした。

これで準備OKです。
テスト一式で2,800円でした。

寝屋川テストセンター
外環沿いにあります。
LO側に目隠しをします。
目隠しはテスター屋で貼ってもらえます。






陸運局に着いたらバインダーに車検証、自賠責証明書、自動車税納税証明書、定期点検整備記録簿を挟んで車を降り、 まず陸運協会に行って次の書類一式を買います。
 1.自動車検査票
 2.自動車重量税納付書
 3.継続検査申請書
 4.点検整備記録簿

窓口で「3ナンバーの車検用紙」と言えば、検査手数料の印紙を貼った用紙を売ってくれます。
検査手数料の印紙代込みで1,565円でした。
その用紙はすぐにバインダーに挟んでおきますが、ここで買った点検整備記録簿は使いませんので外しておきます。

その後重量税の印紙を買います。
窓口で「37,800円」と言ってバインダーを差し出すと、重量税納付書に印紙を貼ってくれました。

次に陸運支局の庁舎へ行って、先程買った書類に記入します。
書類の書き方の見本がありますが、3枚書かなくてはいけませんので少々ややこしく思うかもしれません。
でも見本を見ながら丁寧に書いても10分もかかりません。

記入が済んだらバインダーごと書類を全て提出し、車検受付をします。


大 阪 陸 運 支 局
まず「A」の建物で書類を購入し重量税を納める。 次に「B」の建物の2階で書類を記入し車検の受付をします。
書類は全てバインダーに挟んでおきます。 ちなみにこんな看板がありました。






いよいよ検査です。
不安な方は7番ラインに見学コースがあるので、ラインに入る前に見ておいてもいいと思います。
私は見学しませんでした。

受付が済んだら検査ラインに並びます。
ちょうど年度末に近い時期で混んでおり、1つのラインに15〜20台位並んでいました。

ラインに並んだらボンネットのロックを外しておきます。
30分程並んでようやく順番が回ってきました。
ラインに入る直前で検査官がライト関係の検査をしますので、指示通りにライトの点灯とワイパーを動かします。
テスター屋で指摘されたフォグはやや疑念を持たれましたが、何とかOKでした。

次々に指示されて写真を撮る余裕がなかったので、他人の検査風景を撮りました(爆)
ここで思わぬ落とし穴が!

ライト関係の検査も終わりホッとしていると、「窓を全部閉めて」と言われました。
別にフルスモークにしている訳ではないので窓を閉めると、運転席と助手席の窓に貼ってあった 盗難防止ステッカーがダメだと言われました・・・
検査票にバッチリ記録されてしまいました・・・
「出口の検査官に見せてね」と言われ、ラインに入ります。
ラインの中では電光掲示板の指示に従います。

最初はサイドスリップテストです。
白線上をタイヤをまっすぐにして進むだけです。
ハンドルを動かすと不合格になることもあるそうです。
そのまま前進しローラーに車輪を乗せ、スピードメーター、ブレーキ、ヘッドライトの検査をします。
スピードメーターは40kmになったらパッシングをして合図します。先程テスター屋でチェックした通りメーター読みで41kmでパッシングをしました。

ブレーキは指示の通りに踏んだり離したりしますが、ブレーキをかける時は思いっきりかけました。

ヘッドライトの検査は横からスターウォーズのように機械が正面に出てきて光軸をチェックします。

終わったら車を前進させて記録機に検査票を入れると判定印が押されます。
次に下回りの検査です。
真ん中に穴の開いたピットに車を止めエンジンを停止します。 あとは検査官がマイクで指示を出すので、その通りにブレーキを踏んだりします。
その後「ハンドルから手を離す」と指示があると 車は大きく揺れます。
下回り検査が終わると車を前進させ、排気ガス検査です。
本来は自分で検査棒をマフラーに差し込むのですが、検査官が差し込んでくれました。

検査が終わると検査票を記録機に入れて印字します。
その後、検査官がステッカーを確認し、「これ剥がしたらまた見せてね」と言われライン検査は終わりです。

ラインでの検査は5分程で終わります。


一旦ラインを出てステッカーをはがし、またラインに並びました。
ここで「さっきラインを出るまでに剥がしておいたらよかったな〜」と思いながら、今度は20分程並んで再検査を受けます。

再検査ではラインに入る前に再検査の場所を申告して、ハザードを点灯させながらラインの最後まで素通りします。
そこで検査官が先程不合格になったステッカーをチェックし、晴れて合格となりました。





陸運支局庁舎へ戻り、検査票、車検証、検査申請書、重量税納付書を提出すると、すぐに新しい車検証とステッカー(検査証票)がもらえます。
これで車検は終了です。





本来なら新しいステッカーをすぐに貼らないといけないかもしれないんですが、私は古いステッカーをきれいに剥がしたかったのと 新しいステッカーもきれいに貼りたかったので、その場でステッカーを貼り替えないでひとまず持って帰りました。

これを貼ったことがある方はご存知かもしれませんが、このステッカーは粘着力が強く、またガラスに貼る時も腕を上げた体勢になるので 非常に貼りにくく、かといって一度貼りついてしまったらはがすことが出来ないので、ステッカーが曲がっていたりして自分が意としない場所に貼りついてしまっても やり直しが効きません。

そこで、「伊藤家の食卓」でやっていた 「普通のシールがはったりはがしたり何回も使えるスーパーシールに変身する裏ワザ」 を使い、このステッカーを「スーパーシール」に 変身させてから貼りました。


まずステッカーの台紙の半分をはがし、消しゴムで軽くこすります。
ホントに軽くひとこすりするだけです。あまり力を入れたり何回もこすっちゃうと粘着力がなくなっちゃいますのでご注意を。
次にもう半分の台紙をはがし、同じように消しゴムでこすります。

新しいステッカーも「運輸省」だった・・・(笑)
こうしてガラスに貼れば、もしステッカーが曲がっていた場合でもきれいにはがれますのでやり直すことが出来ます。
ステッカーを貼ってしばらく置いておくと簡単にはがれることはなくなるそうなので、窓を拭いた時なんかにはがれてしまうこともないでしょう。

この裏ワザはある程度の回数は貼りなおすことが出来ますが、あまりやり過ぎると粘着力がなくなってしまうそうなので注意して下さい。


  【 次 へ 】    【このページのトップへ】     【 戻 る 】


[ トップページ ]  [ くるまのページ ]

2002, Hepporon Laboratory ALL RIGHTS RESERVED (何をだ!?)